廃止になった日高本線(鵡川~様似)について

静内行きとして運転されるはずだった苫小牧駅の日高本線始発列車。この先に行けないので鵡川駅で折り返す。

 今日、2021年3月31日、北海道から一つの鉄路が消えました。JR日高本線です。
日高本線は、JR室蘭線の苫小牧駅から、浦河、様似を通って旧国鉄広尾線(廃止)の広尾駅(廃止)まで結ぶ計画がありましたが、実際に鉄道が建設されたのは、様似までで、列車もかつてはそこまで運転されていました。昔は、急行えりもといった優等といった優等列車やも走っていましたが、ジョイフルトレインも走っていました。車窓からは馬の放牧の風景や、太平洋の風景などが見られたそうです。(※)

列車代行バス 写真のJR北海道バスで運転される便が多かった。

 しかし2015年に新冠町内にある、厚賀駅から大狩部駅までの区間が高波の被害を受けました。その日から、鵡川駅から静内駅までの区間で、列車が走れなくなりました。残る静内駅から先の区間でも、しばらくは列車が走っていましたが、のちに、その区間も列車が走らなくなりました。そして今日まで、JR北海道バスなどが列車代行バスを走らせました。

一部の駅の紹介

今日で、汐見駅から様似駅までが、廃止になります。廃止になる駅の一部を紹介します。

日高門別駅

 北海道沙流郡日高町門別本庁にある駅で、かつて運転されていた急行えりもの停車駅でもあった。静内駅が管理している無人駅で、列車交換をしていた。2010年までは簡易委託駅でキヨスクも入っていたが、閉店となっている。

新冠駅

 北海道新冠郡新冠町字本町にある駅でこちらも静内駅が管理する無人駅。この駅も急行えりもが停車した。駅舎は結構きれいで、バスの待合所として使われている。駅の近くには、道の駅サラブレットロード新冠がある。

静内駅

 北海道日高郡新ひだか町静内本町にある駅で、列車の運行拠点となっていた。また、代行バスの運転拠点ともなった。みどりの窓口や駅そばなどが入っていて、苫小牧駅を除く日高本線の駅の中では一番の規模だった。

浦河駅

 北海道浦河郡浦河町昌平町駅通にある駅で、静内駅が管理していた。かつては乗り場が複数ある駅だったが現在は一つになっている。週に数回ほどみどりの窓口が営業していた。また、ここも急行えりもが停車していた。

様似駅

 北海道様似郡様似町大通1丁目にある駅で、日高本線の終着駅。静内駅が管理する簡易委託駅であり、常備軟券といわれる切符を売っていた。
日高本線はここまでだが、襟裳、広尾方面にはバスで行くことができる。

代行バスの車窓

 代行バスの一部は線路の近くを走行します。なので、列車とほぼ同じ風景を楽しめるといえるでしょう。しかし、代行バスは、線路と離れたところを走る区間が多いため、列車と同じ風景は長くありませんでした。

日高本線で走った車両

撮影は東室蘭駅

 列車が走っていたころは左の写真の車両、40系(キハ40-350)が走っていました。日高本線の専用の塗装をまとっていて、優駿浪漫という愛称がつけられました。
この車両も、新型車両に置き換えられて引退したそうです。

今後について

苫小牧などから、路線バスが運転されます。列車は様似まででしたが、このバスでは、便によってはえりもまで運転されます。

※「保育社出版 国鉄の車両 北海道各線Ⅰ」に載っている画像、列車代行バスの車窓、Googleマップの航空写真から推測

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